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サイトが突然消えた理由は分からなかった。初夏頃からツラツラと書き溜めていた自己満文章が急に消えて割とショックだったのを覚えている。私は自分のオナニーに満足しているから、自分の書いた文章はいつ読み返してもめっちゃ共感できた。書いて読み返すという二重の意味で本当に立派な自己完結オナニーだったわけだけど、ランクとかに登録して人がちょっと見てくれるようになって、拍手とかもらうと嬉しくて、でもありのままの自分の気持ちを描き続けたくて、そんな葛藤が私にとってはとても価値あるものだった。
たまにランクの上位に載るような文章を書いてみようかなとか思うんだけど、結局そんなことを思える時って大概調子がいい時で、そういう時に書く文章って本当におもんなくていっつも後から消してた。死ぬほど苦しい時とか酔っぱらったときとかODしたときに書く文章は、いつ読み返しても「そうそうそれそれ」ってなるのに。やっぱり苦しい時に感じたことはどんなに汚いことでもみずみずしく尖ってて最高なんだよね。生きていく中で「傷つき続ける」ってのは、その人の人生に最高の切れ味と輝きをもたらしてくれるスパイスなのかもしれない。できることなら傷つきたくは無いけど、どうせいちいち傷つき続けるなら、後から振り返った時に自分にとってプラスだったと思える方がいいし、思えるものにしたい。そうでしもしなきゃ、最後に残るものは本当にただの苦痛だけになってしまう。もし死以外に救済があるなら、このか細い自己生成型完全私由来の希望の中にしかない